ルイヴィトン ガリエラ・アズールの鞄クリーニング事例【香川県高松市 Iさま】
ルイヴィトン(Louis Vuitton)ガリエラ・アズールです。
爽やかなアズールに正面のゴールドプレートがアクセントとなってプラスしています。
肩掛け鞄として使いやすいフォルムのお品物です。
雨に濡れてヌメ革(茶色い革部分)がかなり色が濃くなってしまっています。
香川県高松市 Iさま
ヌメ革の変色・濃くなってしまった色を直すには、色修正として革の染め直しが必要となります。
全体をクリーニングした後、ヌメ革のカラーリングとなります。
色合いは現状の色合いを考慮し、少し使い込んだ風合いとしました。
少しわかりにくいですが、かなり濃くなってしまったヌメ革が、自然な色合いへ戻りました。
【ヌメ革について】
ヌメ革は日光や熱で日焼け変色したり、革用クリームや手の皮脂が染み込むことなどによって、色がより深いものへと変化します。
また革が元々含んでいる脂分が表に染み出し、これが磨かれることで独特の艶が出てきます。特にオークやブラウンなど茶系の色では、最終的に「あめ色」と呼ばれる、味わい深い風合いに熟していきます。
ヌメ革はただ古びてゆくのではなく、年季が入るほど味わいを増し、使い込んでゆくとじょじょに柔らかくなり、馴染んできます。表面加工をしていないため傷が付きやすいですが、丁寧に手入れをしながら使うことにより長く使えるので、傷さえも味わいに見えてきます。
※ヌメ革へ色修正・染め直しをしますと、汚れがつきにくくなり、革の味わいが変化しにくくなります。