サンローランのバッグクリーニング
サンローラン(Saint Laurent)のハンドバッグが、カビでシミ跡として付着してしまったため、バッグのクリーニングをさせて頂きました。
イブ・サンローランと、サンローランの違い
現在、イブ・サンローランと、サンローランという名前でブランド展開しておりますが、どちらも同じブランド企業です。
コスメ・香水ラインをイヴ・サンローラン
元々はイブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)としてバッグ、香水等のブランドとしておりましたが、2012年にコスメ・香水ラインをイヴ・サンローラン ボーテ(Yves Saint Laurent Beaute)として展開し始めました。
「YSL」が縦に重なったおなじみのロゴが使用されています。
アパレルラインをサンローラン
そして、アパレルラインとしてウエア、バッグ、財布、ベルト、シューズ、ジュエリー、ハット、サングラスなどを、サンローランパリ(SAINT LAURENT PARIS)としました。
ロゴは「SAINT LAURENT PARIS」、「YSL」などあります。
カビが生えた、Yラインのバッグクリーニング
今回のハンドバッグはイヴ・サンローランの頭文字である「Y」をデザインした、『Yライン』のバッグです。
カビが生えて、革に変色・浸透してしまっており、洗浄しただけではカビ跡が取れません。
このような場合は、革への染色『色修正』にて修理・修復可能です。
今回は埼玉県さいたま市から宅配クリーニングにてお申し込み頂きました。
ビフォーアフターの画像の通り、カビシミはなくなり、キレイになりました。
同時に内側の洗浄もしており、カビ菌、カビ臭の除去作業もしております。
カビ予防の保管方法
せっかくクリーニングをした革バッグから、再びカビが生えないよう綺麗に保つお手入れ方法をご紹介したいと思います。
カビが生えないようにするためには、湿度が高くならないように保管することが大切です。そこで、まずは、風通しのいい場所を保管場所として選ぶ必要があります。それが難しい場合には、定期的に革製品を保管場所から出し、湿気がこもらないようにしましょう。
袋に入れて保管する場合は、ビニール袋を使用するのは避けてください。ビニール袋は空気を通さないので、革製品にカビが生えやすくなってしまいます。
革製品に湿気がこもらないようにするために、除湿用のグッズを一緒に入れておく方法もあります。除湿用のグッズとしては、炭や除湿剤・乾燥剤、コピー用紙などがあります。
炭は湿気をよく吸ってくれるので、重宝します。
湿気を取るために入れておく紙と言えば、新聞紙を思い浮かべる方も多いかと思います。確かに新聞紙でもいいのですが、印刷が移る可能性があります。そこで、白いコピー用紙などの紙が役立ってくれます。柔らかい紙に新聞紙をくるんであれば、より効果が高いと思います。紙を入れておくと型崩れ防止にもなりますので、オススメです。
以上のように、革製品はとてもカビが生えやすいものなので、クリーニングと適切なお手入れ、保管をし、長く愛用したいものですね!
革製品はカビの栄養になる!クリーニング後にすべきお手入れとは
また、カビ予防として効果が期待できる、撥水加工もオススメです。